S17-砂イベルドヒド 最終18位
TN Shine*days 最高2101-9 最終2065/18位
シリーズ最終シーズンということで環境がある程度固まっているので、どの相手でも五分五分以上の試合ができるように構築を組むことに決定。
まず禁止伝説枠はこちらのペースへ持っていきやすく、制圧力が高いイベルタルを採用。
イベルタルを使用する上で弊害となるザシアン軸、ゼルネアス軸に勝てるようにするため、砂かきドリュウズ+カバルドンを並べることが確定した。
また、水の一貫が気になること、イベルタルの羽休めとの相性を考えた結果ドヒドイデの投入が決定。
更にイベルタルが数を増やしていたため、ミラーに強く怒り挑発により役割集中ができるカプ・コケコを入れ、最後にカイオーガ軸に確実に勝つためにノーマル枠としてラッキーを採用した。
以下個体詳細
イベルタル@命の珠 ダークオーラ 臆病
デスウィング/悪の波動/羽休め/不意打ち
201-135-116(4)-183(252)-118-166(252↑)
最強ダイジェッター。羽休めはこちらが先行ダイマックスを切った後の相手の後行ダイマックスに対して弱点を書き消すことでダイマックスターンを数ターン凌ぐことができたり、後述するドヒドイデとの兼ね合いもよく、非常に重宝した。
ダイアークの火力がズルなので誰も受からない。
ドリュウズ@突撃チョッキ 砂かき 意地っ張り
191(44)-198(196↑)-82(12)-*-86(4)-140(252)
A-11n
S-ミラー意識準速
余りHBD振り分け
イベルタルが苦手なポケモンに強く、耐性も優秀なのでサイクルパーツとして幅広く活躍してくれた。自らもエースとなれるので自然と選択肢が増え、勝ち筋の分散を狙うことができた。
カバルドン@食べ残し 砂起こし 腕白
地震/欠伸/怠ける/氷の牙
215(252)-132-165(92↑)-*-113(164)-67
HB-222ザシアンの+1巨獣斬を怠ける+残飯回復2回で帳消しにできる程度
HD-特化珠サンダーのダイジェットを耐える程度
クッションや砂撒き役として躍動してくれた。氷の牙(ダイアイス)で数多の剣舞ランドロスを葬ってきた。また、ダイアース後の怠けるtodで見えない勝ち筋を生むことができる点もチョベリグ。
本当に最強だった。
ドヒドイデ@黒いヘドロ 再生力 図太い
熱湯/トーチカ/自己再生/毒々
157(252)-*-224(252↑)-73-163(4)-55
なぜかシリーズ最終シーズンに爆増することでお馴染みのドヒドイデ。イベルタルと併せることでウーラオスに全対応できる。めちゃくちゃ強かった。
ワイルドボルトのないザシアンに対して滅法強く、また、火力のないサンダーにも毒々を撒き散らすことができる。トーチカがズル。
カプ・コケコ@オボンの実 エレキメイカー 臆病
177(252)-*-121(124)-117(12)-105(76)171(44↑)
HD-特化珠サンダーのダイジェットオボン込み2耐え
S-最速ウツロイド抜き
余りB,C
前述した通り、怒り挑発で役割集中をしたりボルトチェンジによる対面操作、挑発でノーウェポンミミッキュを葬ったり、イベルタルに対して有効に働いたり、功績は数え切れない。ウーラオスにも強いためかなり環境に刺さっていた部類だと思う。エレキフィールドを利用して相手のカバルドン展開をイベルタルの羽休めで阻害することもしばしば。
ラッキー@進化の輝石 自然回復 腕白
地球投げ/卵産み/電磁波/身代わり
325-25-62(252↑)-*-139(108)-89(148)
カイオーガ軸に対して滅法強く、相手のダイホロウを渋らせることができるノーマル枠。
電磁波や身代わりを詰め筋にすることが可能で、1発耐える物理ポケモンに対して電磁波で突っ込んで無理矢理裏で倒す、というムーブもできるのが強かった。カイオーガのためにノーマル枠でラッキーを採用するのもどうかと思ったが、実際に使ってみると一気に評価が上がったポケモンの1匹だった。
ドヒドイデとの相性がいいのでラストの枠としてよくマッチしていた。
構築自体の完成度はかなり高かったように思うし、デフレシーズンにも関わらず2100に乗れたので割と満足です。最後に択勝ってたらとか言ってもしょうがないので、ここは自分が弱かったと言わざるを得ないと思います。受験勉強もあるけどまだ余裕あるし終盤はやろうかなと思ってるので、そのときはよろしくお願いします。
竜王戦環境おつかれさまでした。
追記(11/2)
竜王戦環境が再び始まったので、書き損じていた重要なことを記しておきます。
サンダーはイベルタル軸の天敵で、イベルタル対面で電磁波や怪電波、上からボルトチェンジで裏に繋がれたりと、一方的に有利な展開を取られがちです。つまり、イベルタル軸を組む上で「サンダーを選出させないこと」は非常に重要であり、それを実現出来ればより完成度の高いイベルタル軸が完成します。
この構築は、カバルドン+ドリュウズ、ラッキー、カプ・コケコを採用することでサンダーの選出を大きく抑制しています。
実際、サンダーの被選出率は非常に低く、それが功を奏し、ドリュウズの地面技の一貫を作りやすくなったり、ドヒドイデでの詰めを明確に見据えやすくなったりと恩恵は多くありました。
選出誘導は構築段階において非常に重要であり、対戦面に大きく影響してくる部分なので、自分は最重要視しています。
ですが、ここで言う選出誘導=完全に切る ということではなく、あくまでもある程度軽く見て選出を考えるということなので、そこは忘れてほしくありません。